外来ミニ講座(コラム)
呼吸機能検査とは

2024.10.01

 

◇ 肺機能検査とは

 肺の容量や空気の流れを測定し、換気機能を調べる検査です。
 主に2種類あり、「肺活量」と「努力性肺活量」です。

・肺活量の検査は、ゆっくりと呼吸をし、最後まで息を吐き切った状態から、限界まで吸い込んだ息の量を測定します。
・努力性肺活量は、胸いっぱいまで息を吸い、そこから出来るだけ勢いよく吐き切った量を測定します。

 

◇ 何がわかる?

 呼吸機能検査では、肺活量や気道の状態が分かります。
 結果から、正常・拘束性換気障害・閉塞性換気障害・混合性換気障害の4つに分類できます。

   

   

     

   

 

◇ 最後に

 呼吸機能検査は血液検査や心電図、レントゲンなどとは異なり、受け身の検査ではなく正確に検査を行うためには患者さんにも協力していただくことが多いことが特徴ですが、呼吸器疾患の早期発見に役立ちます。
 呼吸機能検査を受ける際は、この検査の重要性を理解しご活用ください。