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病院のご案内Hospital introduction
高度医療について
主な医療機器のご案内
当院では3テスラMRI装置(GE Healthcare社製 Discovery MR750w)を導入しています。この装置では、従来よりもより詳しく血管、神経を検査することが可能になりました。既存の1.5テスラMRI(GE Healthcare社製 Signa HDxt1.5Optima Edition23)装置と併用した運用により当院ならびに地域の医療機関様への更に質の高い画像情報の提供に努めてまいります。
また、CTにおきましては、現在256列MDCT(GE Healthcare社製 Revolution CT)がフル稼働しておりますが、このCTにトラブル等があった場合に緊急患者様への対応が不能になることを回避するためのバックアップ体制として16列CT(GE Healthcare社製 BrivoCT385)も稼働しています。その他にもX線TV透視装置の導入(島津TV装置FLEXAVISION)、ハイブリッド型オペ室の設置(キャノンメディカル INFX-8000H)などより充実した体制で画像診断がおこなえるようになりました。ハイブリッド型オペ室では、脳外科を中心として血管造影検査等を施行しております。このような変化に対応するべく画像診断にかかわる医師、診療放射線技師、看護師、臨床工学技士等のスタッフも安全・安心でより質の高い医療サービスが提供できるように技術・知識の向上を目指して日々頑張っております。
磁気共鳴断層撮影装置(MR)とは?
強い磁石と特殊な電波の力により人体内部の構造を鮮明に見ることができる装置で、超電導磁石と高性能コンピュータを用いた医療画像診断装置です。頭部領域の小さな疾患や整形外科領域、腹部領域、循環器領域などの全身部位の診断ができます。
放射線を用いていないので、安心して検査を受けることができます。
検査はベッドに横になっているだけで体の向きを変えることもなく、検査による苦痛もありません。
頭部MRA
急性期脳梗塞
骨盤T2強調
胆管・膵管
従来の装置と比較して、より高分解能・高精細な画像提供が可能です。
また頭部領域では体動の影響を補正する技術を取り入れることによりじっとしている事が困難な患者様にも検査を受けていただくことが出来ます。
体動補正撮影
広範囲血管撮影・高時間分解能血管撮影が、可能です。
広範囲血管撮影
糖尿病足病変の下腿血行動態の把握
Revolution CT 全身用コンピュータ断層撮影装置
256列 CT
当院では、医療機器整備の一環として、全身用コンピュータ断層撮影装置『GE(ゼネラルエレクトリック)製 Revolution CT』を設置しています。
検査は、ベッドに寝ているだけで終了します。また、当院の装置は、1回の撮影で同時に複数の輪切り像が得られるボリュームCTスキャナです。得られた輪切り像から精密な立体像を作ることも可能です。
CT検査についてのお願い
この検査は痛みなどはありません。
検査を受けられる方は、ベッドの上で静かに横になってください。
なお、ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
心臓領域におけるRevolution CTの臨床応用
- 検査は、心電図の検査とCTの検査が合わさったような状態で行います。
心臓全体を1心拍以内(0.14秒~1秒程度)で撮影するため、楽に検査は終了します。 - さらに撮影から、画像が出てくるまでにわずか10~15分。
待ち時間なしにあなたの心臓の状態がわかります。 - 造影剤(お薬)も従来の半分以下の量(45ml以下)で撮影が可能です。(機械のスピードが格段に上がったため)
MDCTを用いた冠動脈プラークの評価
MDCTを用いた胸部血管障害検査施行例
CTコロノグラフィー
全ガンの死病率の中で、大腸のガンによる死亡率は女性で1位、男性で3位です。
当院では、CTで約20分程度の短時間で簡単に大腸検査を受けて頂けます。
大腸検査をCTで行うことでデジタル化(立体化)でき、苦痛が少なく検査が可能です。
また、当院のCTでは他のCTに出来ない、タギング(造影効果)の不良による診断能の低下を防ぐことが可能です。更に腹部全体を1秒~2秒で撮影できるため、大腸が動くことによる画質低下も防ぐことが可能になっています。
当院は⼤腸CT検査技術認定施設です。(令和5年5月現在)
アンギオ(心血管カテーテル治療室)
AXIOM Artis dBC
当院では、心臓疾患に対する心血管撮影とカテーテル法による治療を行う専門装置として、ドイツ・シーメンス社製フルデジタル血管撮影装置「AXIOM Artis dBC」(アクシオム アーティス ディービーシー)を使用しています。
世界中のたくさんの医療機関で採用され、高い評価を得ている装置です。
冠動脈撮影装置
この血管撮影装置は、血管内に細い管(カテーテル)を挿入し、造影剤を注入することで、心臓を栄養している冠動脈の狭窄(狭心症)や閉塞(心筋梗塞)を診断します。
さらに、検査からすぐさま狭心症の風船治療など、緊急治療への対応も可能な装置です。
また検査を受ける方の放射線被ばく低減を十分に考慮したシステムですので、安心して検査を受けることができます。
右冠動脈の狭窄
ステント挿入術中
治療後
ハイブリッド型オペ室(キャノンメディカルINFX-8000H)
ハイブリッド型オペ室では、脳外科を中心として血管造影検査等の施行しております。
内視鏡
NBIシステム
当院は内視鏡機器としてNBI(narrow band imaging)システムを採用しております。
NBIシステムとは、観察光の電波深度の波長依存性を応用した、電子内視鏡の画像処理技術です。
NBIシステムの有用性
最近NBIシステムの有用性について学会などで高く評価されており、表在型の早期癌の発見に有用であると相次いで報告されております。
回復室
今後、快適かつ高度な内視鏡検査を目指しさらなる改善をしていきたいと考えております。
カラードップラー 心疾患診断装置
心臓専門の超音波診断装置です。
超音波白内障手術装置
骨密度測定装置
骨粗しょう症の診断をおこなう装置(前腕)です。